MRI検査

被ばくなしで健康保険が使える精密検査機器


MRI(Magnetic Resonance Imaging:磁気共鳴画像診断装置)検査は、強力な磁石を用いて磁気の力で身体の様々な部位を検査できます。MRIはレントゲンやCT検査と違い放射線の被ばくしませんし、痛みも生じない安全な検査です。

 

MRIと聞くと、どういうわけか自費(保険が使えない)で受けるものだと考える方が多いのですが、MRIは保険診療で使われる医療機器です。頭痛やもの忘れ、めまいやしびれ、頭部外傷など何かしらの症状がある場合はMRIもレントゲンと同様に健康保険が適用されます。受診の際には健康保険証を忘れずにお持ちください。費用は健康保険で窓口負担割合より異なります。診察料などを含め、1割負担の方で約3,000円程度です。

 

MRIが有効な疾患とは?
脳神経外科・神経内科 脳の腫瘍、脳血管性疾患、変性疾患、脳奇形、外傷、 脳血管のスクリーニング検査(脳ドック等)
整形外科 頚椎症、胸椎・腰椎のヘルニア、脊髄腫瘍、脊髄奇形、 骨軟部腫瘍、関節の靭帯損傷、半月板損傷など
消化器内科・外科 肝・胆・膵の腫瘍性病変、 胆道・膵管のスクリーニング検査(MRCP)など
小児科 小児全身の異常
婦人科 子宮、卵巣の異常
泌尿器科 腎臓、膀胱、尿管の異常
耳鼻咽喉科 内耳、小脳橋角部、咽頭・口頭の異常
眼科 眼窩や眼球内部の腫瘍など
 
   

MRI検査の流れ


  1. 診察
  2. 検査案内・注意事項の説明
  3. お着換え(取り外せる金属があるものはすべて更衣室で取り外していただきます。)
  4. 検査
    検査部位、内容によりますが、検査時間30分程度です。
  5. 診断・結果説明

検査中の注意事項


  1. 検査中は機械の音がします。
  2. 検査中は検査室スタッフとマイクを通して会話が出来ますので何かの際にはおっしゃってください。
  3. 検査中はできるだけ体を動かさないでください。
  4. 検査中に異常を感じた場合には、連絡ブザーを握ってください。

次のような方は検査が行えない場合もありますので、必ず事前にお知らせ下さい。

 

  1. MRI非対応心臓ぺースメーカー、避妊リングを体内に入れている方
  2. 外傷や手術で人工関節や脳動脈クリップなどの金属が体内にある方
  3. 閉所恐怖症など狭い場所が苦手な方
  4. MRI非対応人工内耳をしている方(MRI対応の機種であれば撮影は可能です。メーカーにご確認ください。)
  5. 皮下に金属製の糸を入れている方
  6. 磁性体が含まれているもの(マスカラ・アイライン・アイブロウ・アイシャドウ 、ミリオンヘアなど)
  7. カラーコンタクトレンズ装着している方(取り外して検査します。)
  8. 妊娠中もしくは妊娠している可能性のある
  9. 【造影剤を使用時】重度の気管支喘息のある方

画像診断体制


当院では脳神経外科専門医の院長と放射線診断専門医のダブルチェック体制で質の高い画像診断を行っております。

 

放射線診断専門医とは:

放射線科専門医は、最初の3年間に放射線医学(画像診断、IVR、核医学、放射線治療)を研修し、その後専門医試験に合格することで、放射線科専門医の資格を得ることが可能です。その後、2年間の専門研修を行い、放射線科診断専門医、放射線治療専門医を取得する2階建て構造となっています。放射線診断専門医は平成25年時点で全国で5000名程度しかいない放射線科専門医よりも上の画像診断のスペシャリスト、それが放射線診断専門医です。

 

もしお手元に、どちらかで行われた画像検査の結果表がおありであればどの医師が読影しているかをぜひご確認し、放射線診断専門医かどうかを確認してみてください。放射線診断専門医は以下のURLに公表されております。

 

 

≪放射線診断専門医一覧≫

http://www.radiology.jp/specialist/list_s_ta.html

 

*巷には読影専門医という用語を使うところがありますが、そのような専門医は存在しません。

MRI検査患者用パンフレット